光フェイシャルって何?
「最近、ほうれい線にファンデーションが溜まるようになった…。」
「しわやたるみ、くすみなど、改善したい肌トラブルがいくつもある!」
加齢とともに肌が変化すると、若い頃とは違い悩みが尽きないもの。
肌のために何かをしたいと思っていても、何をすべきか
分からない方も多いのではないでしょうか。
MOARO【モアロ】では、エステサロンで受けられる、
しわやたるみなど複数の肌トラブルに効果がある「光フェイシャル」の
効果や特徴をお伝えします。
エステサロンで受けられる光フェイシャルは、
「フォト美顔」、「IPL」、「光エステ」とも呼ばれ、
美しい肌を手に入れたい方は、ぜひ参考にして下さい。
1.複数の光があらゆるトラブルにアプローチして
効果を発揮する「光フェイシャル」
光フェイシャルは、さまざまな波長が含まれる特殊な光を肌に照射することで、
肌内部に届いた光が作用して細胞組織が活性化され、肌トラブルの改善が
期待できる施術です。
光フェイシャルで使用される光の色は大きく分けて4種類あり、
それぞれ効果が異なります。波長が長いものは真皮層の
繊維芽細胞(せんいがさいぼう)まで到達するので、
下記で説明している美肌効果がもたらされます。
2.美肌効果
2-1.美肌効果によりシワ・たるみが改善
光フェイシャルの赤色の光には、シワやたるみを改善する美肌効果があります。
また、青色の光には、皮脂の分泌が過剰な肌に光を照射すると、
ニキビができにくくなる肌になるという嬉しい効果もあります。
2-2.美肌効果のメカニズム
光フェイシャルを照射すると、赤色の光によって肌の真皮層にある
繊維芽細胞が活性化され、肌の内側から潤いとハリがもたらされます。
繊維芽細胞は、肌のハリや弾力を保つ
コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸という3つの
代表的なタンパク質を生成する性質を持っています。
光が繊維芽細胞まで届くと細胞はストレスを感じ、自己防衛反応を起こします。
すると、光の刺激から肌を守るために細胞分裂を積極的に行い、
3つのタンパク質を一気に沢山作ります。
その結果、肌の表皮のシワになっている窪みの部分が持ち上がり、
シワやたるみが改善されるのです。
説明が長くなりましたが、まとめると、
という流れで美肌効果が生まれます。
3.美白効果
3-1.美白効果によりシミが薄くなる
光フェイシャルの黄緑色の光には、シミやくすみが薄くなるという
美白効果があります。
この効果には肌のターンオーバーが関係しているため、
下でメカニズムを解説します。
3-2.美白効果のメカニズム
1章では光フェイシャルで肌トラブルの改善が期待できると述べましたが、
そもそも肌トラブルの改善とは肌のターンオーバーが
正常化されることで納まるのです。
ターンオーバーとは、肌の新陳代謝、肌の生まれ変わりのことを指し、
正常な場合の周期は約1ヶ月です。
このターンオーバーのサイクルが乱れると、肌のトラブルが起こる原因になります。
シミの元であるメラニン色素は、通常であればターンオーバーによって
細胞とともに剥がれ落ちますが、加齢やストレスによって
ターンオーバーが乱れると、押し出されることなく蓄積されてしまいます。
これが肌表面にシミとなって表れるのです。
赤色の光を照射することで肌のターンオーバーが整うと、
それと同時に古い角質が剥がれ落ちると
同時にシミの元であるメラニン色素が排出されるので、シミが薄くなります。
4.血管収縮効果
4-1.血管収縮効果により赤みが改善
光フェイシャルの黄色い光には血管を収縮させる効果があります。
4-2.血管収縮効果のメカニズム
赤みの原因は、顔に密集している毛細血管にあるヘモグロビン(血の赤い色)が透けて見えることです。赤い色素に反応する黄色い光を照射することによって、毛細血管を収縮させて、肌の赤みを改善に導きます。
補足ですが、光フェイシャルで使用される光の種類はIPL(インテンスパルスライト)というものなのですが、IPLには弱い脱毛効果があります。元々「光脱毛」と呼ばれる脱毛施術は、IPLが持つ脱毛効果に注目されて開発されたものです。
光フェイシャルは美肌に特化した施術なので脱毛効果は実感しにくいため、脱毛効果を優先する方は「光脱毛」のメニューがあるMOARO【モアロ】の光脱毛を選びましょう
5.光フェイシャルはいつから効果が出る?
5-1.定期的に受けることで徐々に肌質が改善される
光フェイシャルは、定期的かつ持続的に通った末に効果が感じられます。
1回目の施術でたるみやくすみ、毛穴の引き締め効果を実感することがありますが、
実はその効果が続くのは1週間ほど。エステで一時的に肌が綺麗になっても、
紫外線によるダメージなどで徐々に肌の状態が元に戻ってしまうのです。
光フェイシャルを定期的に受けることで肌のターンオーバーが整い、
トラブルが起こりにくい肌になります。
根本的な肌質の改善をするためには、どうしても定期的かつ持続的なケアが必要です。
5-2.理想の頻度は1ヶ月に1回、受けすぎはNG
光フェイシャルは、肌のターンオーバーに合わせて1ヶ月に
1回のペースで施術を受けるのが理想です。
また、短期間で施術を多く受ければ、効果が高まるというわけではありません。
間隔を詰めて施術を受けてしまうと肌に負担がかかってしまうため、
1ヶ月に1回という頻度を守りましょう。
6.光フェイシャルの注意事項
6-1.日焼けをしている、これからする予定の方は施術NG
光フェイシャルは黒い色素に反応してダメージを与える可能性があるため、日焼けをしている肌に照射はできません。また、施術を受けた後に日焼けをしてしまうと、肌のメラニン色素が活性化して炎症や色素沈着を起こす場合があるため、照射後の日焼けはNGです。
6-2.肝斑(かんぱん)がある方は要注意
シミの一種である肝斑に光を照射すると悪化してしまうため、注意が必要です。
肝斑は女性ホルモンの影響によって発生する色素沈着で、
メラニン色素が原因でできるシミとは仕組みが異なります。
肌にシミがある方は、肝斑ではないか確認をしてから光フェイシャルを受けましょう。
6-3.妊娠中、光アレルギーの方は施術を受けられない
妊娠中はホルモンバランスが不安定で肌のトラブルが起こりやすいため、
光フェイシャルの施術は控えましょう。
そして、光アレルギー(光線過敏症)の方が光フェイシャルを受けると
肌に赤みや炎症、発疹が出てしまうため、避けてください
6-4.乾燥しがちになるため、保湿をしっかりする
光フェイシャルは副作用が起こりにくい施術ですが、
「光を照射して肌を刺激する」という行為を行っているので、
施術後はいつも以上に肌が乾燥しやすい状態になります。
照射後はサロンの保湿ケアとは別に、自宅でもシートマスクを使用するなど、
乾燥しないように心がけましょう。
6-5.UVケアをしっかりする
光を照射した後はUVケアをしっかりしましょう。肌のメラニン色素が活性化して炎症や色素沈着を起こす場合がるため、照射後はなるべく1週間は紫外線に当たらないようにし、数時間おきに日焼け止めクリームを塗り直してください。